旭堂南龍師匠独演会レポート!
- 城陽亭Mの母
- 6月2日
- 読了時間: 3分
更新日:6月3日
城陽文化パルクで南龍師匠の講談が聴きたい、という、
私たちの願いが、とうとうかないました。

南龍チルドレン、全員集合していました。11人もいますね~。
今年は、もっと増えたりして…。
ワークショップの参加が、抽選とかオーディションとかになってしまったらどうしよう!!
申し込みが、スタートしましたよ!

子どもらがいつも師匠からお菓子を強奪しているので、
今回、ギャングAのママが、師匠に差し上げるお菓子を用意してくれました。
ついでに、寄せ書きを。
みんな、師匠に「講談がんばって!」とメッセージを書いています。
演じる側の目線なんですね~~。
これは、開演10分前の図。

お願い!みんな、早く!
タイトルの立体化に凝りすぎ!

とりあえず、寄せ書きは後にして、会場に急ぎます。
出迎えてくださった師匠に、お菓子と、
師匠が全く映っていない(!)子ども講談ワークショップの記録DVDをお渡しし、

一緒に写真を撮ってもらって、なんとか開演に間に合いました。
南龍師匠の独演会、盛況のうちに終了しました。
無事に。そう、無事に終了したのです!

独演会が決まってからの数か月、どんなに悩んだことか。
「とみちゃんが客席から、師匠に話しかけてしまったらどうしよう!」と。
真剣勝負に違いない独演会で、
客席から「おそうなぎ~!」とか呼びかけてしまったら…。
「舞台に話しかけたらあかんで」と言っておくべきか、
いや、でも、そんなことを言ったら、「もう行かへん!」となってしまうかもしれないし、うーん。
でも、大丈夫だったんですよね。
師匠の気迫が、とみちゃんに、そんな声をかけさせませんでした。
とみちゃんは、
出囃子に合わせて、歌っていたし。
「あ、これ、一番好きなやつ!」
横笛をふいているまねをしたり。三味線のまねをしたり。
とみちゃん「これって、本物の三味線かなあ?」
ききこ「そら、今日は、そやろ」
とみちゃん「ずる!」
(※自分らのときは録音だったのに、師匠だけずるい、の意)
どうしてそういう発想に…。
普請ほめでは、シャドーイングを。
「おもてはそういちめんのぉ、とがづくり~」
はじめシャドーイングだったのが、
そのうち、だんだん、追い越してる、追い越してる。
やがて、周囲の皆様の忍び笑いが。
前から3列目の正面の席で・・・。
ケンシロウさん、ごめんなさい!

内助の功名は、子どもたち、あれどこかで聞いた…Uちゃんがおととし演ったやつや!
みな、いっせいに、Uちゃんの方を見ます。
目をキラキラとかがやかせ、舞台を食い入るように見つめるUちゃん。
「パクリや!」と小さく叫ぶとみちゃん。
「違う違う!」冷や汗をかくききこ…。
仲入りで、子どもたち、寄せ書きの続きを描きますが、
描き終わらなくて、
四谷怪談の最中にも描いていたら…照明が落とされて真っ暗に。
水を打ったように静まり返ったホールに、師匠の語りと、サラサラサインペンの音…。
暗闇の中でとみちゃんが熱心に描いていたのは、
「牛乳を注ぐ師匠」と「師匠の叫び」。
(※フェルメールとムンク)
ムンクの叫びっていうのはな、ムンクが叫んでいるわけじゃないんやで、という解説つき。
・・・なぜ!
描いている間も冷や汗でしたが、描き終わってからも心配が。
…この話、まじめに聴いたらめちゃくちゃ怖いやん…。
子どもら、大丈夫やろか…。
案の定、「怖かったな~」と、終わるとみんな、ほっとしていました。
夫婦になった二人はその後、どうなったんやろ…。
終了後は、勝手知ったる楽屋に乱入、師匠にまたエサ(お菓子)をもらってしまいました。
師匠の看板を囲んで、皆で写真を撮って、鬼ごっこをして帰りました。
今年度のワークショップも、鬼ごっこに最適な季節!楽しみましょう!